2016/10/24 18:04


2016年10月も終盤となりました。この時期の、朝のひんやりとした時間が私はとても好きです。空も高くて気持ちよくて、うろこ雲をずっと眺めていたくなります。

さて、23日に太陽がさそり座へ移動しました。明日25日には太陽のあとを追うように、水星もさそり座入りします。そして31日、さそり座で新月が起こります。

9月から10月にかけて、木星がてんびん座に入り、太陽、水曜がてんびん座に入り、火星がやぎ座に入りと、活動宮に力が入るタイミングにありました。10月1日のてんびん座新月において、私はこんな記事を書いておりました。
https://makiakari.thebase.in/blog/2016/09/30/231443

そのすぐ後に「さけすぎてるさけるチーズ」を投稿したのは忘れていただきたいのですが(いやその、おもしろいかと思って……w)「私は幸せになるのだ」と決める、そうすることで変えていこう、変わっていこうという前向きなメッセージを込めたつもりでおります。変えた人、新しく行動を起こした方も、きっと多かったことでしょう。

何かを変えると、当初は楽しく珍しく、ものごとが輝いて見えるものです。長距離走をスタートするときのように、どこまでも走っていけそうな気持ちよさ。でも走り続けているうちに「このままでいいのかな」「走りきれないかもしれない」という不安が頭をもたげたり、疲れてきてうまく手足が動かなくなってきたりもします。でも走らなきゃ、もっと頑張らなきゃと一生懸命自分を奮い立たせたりします。走り始めないと、見えないこともありますからね。

さて、さそり座をはじめとする固着宮に星が動き、新月が起こる「さそり座の季節」がこの10月終盤です。もし、調子がいいな、ガンガン走っていけそうだと思っている人は、ここでしっかりと足場を固めていきましょう。前進や拡大を目指すだけが進むべき道ではありません。よい靴を選び、水分をとり、走り続けていくことに注意をはらうといいでしょう。

ちょっとしんどくなってきた、という人は、一度少し立ち止まってみましょうか。自分の心に、体に聞いてみて「もういいよ」という声が聞こえてきたなら、一度お休みして気持ちを整理してみるのもいいと思います。でももし、「もうちょっと走り続けたい」という気持ちがあるならば「走るんだ」と決めた自分を信じてあげることです。

どちらの場合も、自分が決めたことに迷わずにいる、いられるように努力する。こうした姿勢が重視されるのが、さそり座新月を中心とした時期です。ひとことで言えば、誰がなんと言おうとも、どんなに心が揺れても「自分が自分でいること」を大切にしてみる。そんな意思を大切にすると、この時期は真実を見失わずにいられますし、新しく生まれるものもあるだろうと思うのです。
が、ひとつご注意いただきたいこともあります。

静かに自分と向き合う、意思を強く持つ季節ではありますが、その一方で非常に「のめりこみやすい」時期でもあります。集中力を持てば持つほど、視野は狭まります。考えれば考えるほど、嫉妬心や独占欲、執着といったものがふつふつと沸いてきやすいところもあるでしょう。そのこと自体は自然な心のはたらきであり、悪いことではありません。

ただ、どうかそこに飲み込まれることのないように、と思います。真っ暗な闇のなかに、に自ら進んでいかないように。私たちは悩み、苦しむために毎日を過ごしているわけではなく、幸せになろうとしている途中なわけです。もしも飲み込まれそうになってしまったら、どうかそのことを思い出して、戻ってきてくださいね。それもまた「自分が自分でいること」には、大切なのです。何より、自分が楽で穏やかでいられますから。

※心を整えるためには「整えなくちゃ」と思うより、「今あるものに目を向ける」「まだ起こっていないことをわざわざ掘り起こして心配しない」「過去にとらわれない」といった具体策に出ることが大切です。もしもお嫌いでなければ、マインドフルネスなどを試してみてもいいかもしれません。私はあまりスピリチュアル寄りな人間ではないので、単なる瞑想よりも、マインドフルネスのほうがしっくりと体になじみました。ご参考まで。